而今(にこん)で今、ここに集中するということを、先ほどテレビ(あさイチ)で禅のお坊さんがお話ししていて、なるほど・・・と思いました。
将来、というのはまだ来ていないこと。まだ来ていないことを心配するのでなく今を生きるということ、だそうです。而今という文字は「じこん」と呼ぶほうが多いのでしょうか。お店の名前などにもあるようでお酒の名前なのかもしれません。
また初めて知りましたが、中村勝範氏(慶應義塾大学名誉教授)の主宰される而今の会という勉強会というか講演会等を行うなどの活動をしている会が確認sれました。
而今(にこん・じこん)という言葉は道元の『正法眼蔵』から来ているようです。ようですと書いては無責任な言い方ですが『正法眼蔵』そのものを読んでいないので、そんな感じになります。文字から単純に類推すると、今、この時ということでしょうか。
余談ですが道元さんの深さは、とても覗いたことさえありませんが、『正法眼蔵』の周辺の書を少しだけ読んだ時期がありました。とっても深いフチを、ちょっとだけ見た気がします。
今、この時に集中する。番組では過去の失敗や栄光に囚われずに、いまの目の前のことに集中するということが語られていました。
たしかにね〜
心配というものを始めると、あまりにそこに意識が集中していくと、かえって心配な事態を呼び込んでしまう、というようなことは各方面で、聞いたことがありますネ。以前にシークレット(Secret)という動画が話題になっていたことがあります。起きてほしくないことを考えていると起きてほしくないことが起きる。
ならば、起きてほしいことだけ確信できるといいわけですね。
而今・・・初めて聞いた言葉ですが、ちょっと意識しておくといいかなと思った語句になりそうです。
そう言えば、いまテレビがまだ点いているのですが、ストレスを食べることにむけてしまうという悩みに、声を出す(カラオケなど)ことで、放出することもあるとアドバイスされていました。明日、ガンの告知を受けるという方の相談も命があってこそ・・・だそうです。命があることが感謝。そうですね。