井手峻(いでたかし)元プロ野球選手が11月6日、東大野球部の新監督に就任しました。 1944年2月生まれの井手監督は、現在75歳で、東大に在学当時は、ちょうど歌手の加藤登紀子さんも在学していたという世代です。
井手新監督位は、東大出身プロ野球選手として史上2人目としても知られ、ドラフトで指名されたことでは史上初でした。
東大卒のプロ野球選手として近年では、2018年8月に、宮台康平投手が北海道日本ハムファイターズで、公式戦先発登板して話題となりました。
井手監督は就任にあたって年齢を気にしたようだが、加藤はこう書いている。
「75歳の同い年。私は人生の4幕目のクライマックスシーズンと呼んでいます。これからのご活躍、大いに期待しています。3回目の25歳、まだまだ若いんだしね」
(11月6日 中日スポーツ)
井手峻監督は、1966年のドラフトで、中日ドラゴンズから指名され、一年目の1967年から一軍に上がったという、当時でも注目の選手だったそうです。エースとしての活躍でしたが、後に外野手に転じ、1974年の長嶋茂雄さんの引退試合にも出場。
引退は1976年のことで、東大出身のプロ野球選手としては、最も長い現役時代でした。
東大野球部監督に元中日の井手峻氏(毎日新聞)- Yahoo!ニュース https://t.co/UzftWqrekw
東京六大学野球の東大の次期監督に、OBで元中日の井手峻(たかし)氏(75)が就任することになった。 pic.twitter.com/qrTRgnxJC0
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元中日球団代表の井手氏 母校・東大の新監督に就任内定 連敗阻止へ期待(スポニチアネックス)- Yahoo!ニュース https://t.co/KWeFYW7xsU
東大野球部の次期監督に、元中日球団代表の井手峻氏(75)の就任が5日、内定した。この日行われたOB総会で決まった。 pic.twitter.com/XHIhSxxpc9
— のもとけ (@gnomotoke) November 5, 2019
プロ野球で頭脳派と言われたそうですが、東京大学野球部出身となれば、それはそう・・という気もします。
井手監督は、東京都の新宿区の出身で、出身高校は都立の新宿高校になります。1944年生まれということは、出生の当時は戦時中のこと。
昨年の宮台投手の活躍を見て、たいへん期待していたとのことです。
ところで東大野球部は、東京六大学野球の野球部のなかで唯一の国立大学野球部。
もともと早慶戦から始まった東京六大学野球連盟のなかで、優勝したことはありませんが、野球部に入る選手の、野球の経緯を考えると、6大学野球としてしっかり参加していること自体、なかなか驚異的とも言えるでしょう。
東大出身のプロ野球選手としては小林至(こばやしいたる)氏も著名で、『語りつぐ神話』等の著作があります。
井手峻(いでたかし)新監督のもとでの東大野球部の活躍が楽しみです。