三菱の燃費不正問題で、さらなる不正が明らかになりました。今回、国土交通省の測定で会社公表の数値より低い燃費が確認された8車種は以下になります。
RVR
デリカD:5
ミラージュ
パジェロ
アウトランダーPHEV
i-MiEV
ミニキャブ・ミーブトラック
ミニキャブ・ミーブバン (賠償金については対象外)
ちなみに賠償金対象は、ミニキャブ・ミーブバンは除外されるため、正確には賠償金対象は上記の7車種となります。三菱では販売を一時的に停止し、1台あたり3万円から10万円の賠償金を支払うことになりました。
補償金(賠償金)というのは、以下になります。
RVR・・・・・・・・・・・10万円
デリカD:5・・・・・・・・ 6万円
ミラージュ・・・・・・・・・ 6万円
パジェロ(ガソリン車)・・・・6万円
アウトランダーPHEV・・・・3万円
i-MiEV・・・・・・・・・3万円
ミニキャブ・ミーブバン・・・・3万円
対象は平成16年8月31日までの使用者ということです。
三菱自動車工業の不正問題というのは、過去10年間の販売で、29車種で不正が行われていました。今回、そのうち今もなお販売されている9車種について、国土交通省が燃費測定を行ったわけです。
その結果として上記の8車種で、会社が公表している燃費の値を下回ったことから、会社側は新車の販売の一時停止を発表しました。
三菱自動車については不正が指摘されながら「今さらまた?」というのが率直な感想です。
三菱自動車の言い分としては「国が定める方法とは異なる方法で燃費データを測定していたが、正しい方法で測定しても実際の燃費とのかい離がほとんどない」ということーーー。
よく分かりません。よく分からないけれど三菱のイメージが、下がることはあっても上がらない対応だということは感じます。
上記の燃費訂正予定の8車種は、その訂正手続きのあいだに2週間ほど販売が停止され、それは三菱の業績にも影響が出る見通しとか。
三菱自動車の益子修(ますこおさむ)社長さんとはどんな方でしょう。
[経済] 三菱自 販売中8車種でも燃費データ下回る: 三菱自動車は、燃費が偽装された軽自動車以外に、現在も販売を続けている車でも、会社が公表している燃費データを大きく下回るものがあったと明らかにした。三菱自動車・益子修… https://t.co/PrNL9oUEQ1
— livedoor news bot (@livedoor_news) 2016年8月30日
以前に2004年のリコール隠しの問題で三菱自動車が一騒動だった時に、実力を買われて社長に就任したそうです。そういえば、そんな時期に、三菱のクルマは問題ありのイメージがついていたような気がします。
知人が以前に言っていました。三菱の車を愛用していたのですが、冗談ながら友人に「オイ、三菱!」と指さされたそうです。車は好き好きです。パジェロが憧れのRV車だったころが懐かしい方も多いとか。今はSUVでしょうか。
ともかく三菱を嫌いになりたいわけでないのに、後出しのように不正が発表されるのは少々情けない・・・・。三菱財閥と三菱自動車工業は違うのでしょうけれど、岩崎弥太郎さん、怒ってない? なんてふと思ってしまう昨今です。
そういえば、成蹊大学は三菱財閥がつくったとも言えるようで、安倍晋三首相の母校。悪い意味ではありませんが、財閥も大学も政界人も、辿っていくといろんな繋がりがあります。