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倉本洋阪大教授の逮捕は210万でない、建築研究所にて知人

   

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倉本洋(くらもとひろし)大阪大学教授が、企業の共同研究を巡る汚職事件で逮捕されましたが、11月19日に新たに判明したのは「賄賂とみられる約210万円以外にも多額の研究費用が振り込まれていた」こと(毎日新聞)です。

 

しかも「贈賄側の建設会社2社以外の複数の企業からも多額の現金が振り込まれていた」(同上)ということ。

 

つまり事件は210万という金額ではないこと。

もう一つ、複数の企業との関係がありそうなこと。

もう一つ興味深いのは、3人が建築研究所での知り合いであったこと。

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3人容疑者というのは、報道されているように以下の3名です。

 

倉本洋・・阪大大学院教授、57歳

樋渡健(ひわたしけん)・・東亜建設工業主任研究員、57歳

久保田雅春・・飛島建設担当部長、43歳

 

特に倉本洋容疑者と樋渡容疑者は「建築研究所」にて15年来の知人だそうです。また久保田容疑者も二人より先に建築研究所に出向していたとのこと。

 

建築研究所とは正式名「国立研究開発法人建築研究所」で旧名は建設省建築研究所。いわゆる独立行政法人ですね。

研究学園都市といわれるつくば市(茨城県つくば市立原1番地)にあります。

建築研究所は、この事件に関して何も悪くないのですが・・・

 

大阪府警などによると、倉本容疑者は1993年、横浜国立大工学部助手から同研究所の研究員に転身。

 

2004年以降は客員研究員として在籍している。

08年に大阪大大学院教授となり、国内で最も権威がある建築賞の一つとされる「日本建築学会賞」を09年に受賞し、業界の権威と言われるようになった。

(11月18日 毎日新聞)

 

3人は、教授と企業側社員たちという関係ではありますが、建築分野でともに研究してきた研究者仲間とも言えそう。

 

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そこで、素朴な疑問。

樋渡容疑者と久保田容疑者の二人は贈賄側ですが、なんのメリットがあって現金を送っていたのでしょうか?

 

また、倉本容疑者は2013年度以降は大学に無断で共同研究をしていたそうですが、一方で、こんな記事を見つけました。

 

東亜建設工業飛島建設は、大阪大学の倉本洋教授と共同で「既存梁部材の外側補強工法」を開発した。

 

鉄筋コンクリート造(RC造)の既存梁を屋外側から補強できるのが特徴で、屋内に立ち入る必要がないため、住宅の居住者が住み続けながら補強工事を進めることができる。

 

東亜建設工業と飛島建設の2社はこの2月に、日本建築総合試験所から建築技術性能証明の認定を取得した。

(管理見積.com  2014.04.29 より)

 

つまり、この工法の開発にあたり、大学には無断で、一般社会には公表されて・・・という矛盾があります。

しかし倉本容疑者たちは、今回のような収賄事件が発覚するまではあまり問題ないと思ってきたのでしょうか。

 

府警は倉本容疑者が13年度以降の共同研究を大学に無断で実施するよう、贈賄側に持ちかけたとみている。

当初から研究費そのものを不正に取得する狙いがあった可能性もあるという。

ある府警幹部は「共同研究を装ってはいるが、企業からの研究費を不正に取得しており、丸もうけの状態だ」と指摘する。

(11月19日 毎日新聞)

 

収賄側の動機はふつうはお金を得ることです。

しかし贈賄側は、大阪大学には「倉本容疑者が設計した高性能の実験装置」の「載荷装置」があって、この装置を使えるというメリットが一つあったようです。

まだ真相も詳細も不明な点は多いです。

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しかし、この事件に関して大学の装置や費用という税金が使われ、企業の貴重な研究費も使われ・・・ということは確かなようすです。

日本建築学会賞の受賞者である倉本容疑者の逮捕は、その分野の研究者の方々にとって残念な出来事には違いないでしょう。

 

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